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兼行 誠吾 Seigo Kaneyuki
2015.7.4-7.19
11:00 – 18:00 月・火close
オープニングパーティー & アーティストトーク
7.4【土】 18:30-
兼行誠吾の作品をはじめて見た時、通常の焼き物とは違う時空間に「存在する」という印象をうけた。白いフォルムが美しく静かに佇む作品は一見繊細なイメージだが、手に取ると一点一点力強い存在感を感じた。
透かしを入れる手法の蛍手を進化させ独自の技法「線蛍」を用いて今まで見たことのないような光の帯をその「存在」に生み出している。
素地と素地の間に透明釉で施すことで透ける層を創り出し作品に緊張感と華やかさをもたらしている。
その清浄なフォルムは一作品ずつ綿密なる設計図をおこし、その展開の上に創作された
過程を知る時その意外さに驚かされる。
この危うさを確固たるものにするために作家はどれだけの情熱とゆるぎない挑戦をしただろうかと思いを馳せる。
そしてそれは光と翳がシンプルな美しいフォルムに融合し凛とした世界をつくっている。
〈略歴〉
1979年 岡山市生まれ
2007年 多治見工業専攻科 陶磁科学芸術科 卒業
2008年 益子陶芸展 審査員特別賞
2009年 ながさき陶磁展 大賞
2010年 瀬戸市に工房を構える
テーブルウェア・フェスティバル 優秀賞
2011年 酒の器展 大賞
国際陶磁器展美濃 入選
ギャラリー曜燿 個展(笠間市)
2012年 テーブルウェア・フェスティバル 大賞
茶の湯の現代-用と形-展 入選
gallery陶林春窯 個展(多治見市)
2014年 美濃陶芸 庄六賞茶盌展 入選
2015年 MIZEN Fine Art 個展(パリ)
現代茶陶展 TOKI織部奨励賞
GALERIE hu: 個展
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